長年の美容業人生を振り返り思う事が有ります。
もしも自分が美容師で無かったら自分のヘアスタイル作りには苦労しただろうと、
そして、残念なヘアースタイルのまま生きていたかも知れないと。

私の髪はいわゆるネコッ毛でボリュームが無く、
スタイルを決めるには少々コツがいる。
お陰で髪の少ない人のスタイル作りは上手くなった気もするし、
似たような人が居たら何とかしてあげたいとも思うものだ。

妻は反対に多毛かつくせ毛でかなり膨れ易い、
今は総白髪となりピンクに染めている。
なので子供達は皆髪が多いが少しずつ中和され、
上二人は何とか収まっている様だが一番下は可哀そうな位髪が多い。
美容師として精一杯の事はしてあげるが、
スタイルが限られるのは仕方無い。

私の髪はスタッフに髪を切って貰っても毎回手ごわい、
何度も何度も切り直しさせてしまうので、
思ったスタイルからは程遠く切りすぎ感のスタイルになる。

これはお客様にも起こっている事かも知れないし、
スタイリストとして経験する事でもある。

丁度良い長さ、髪の量、これこそがスタイル作りには欠かせない、
一人一人髪質が違い要望も違うのでやりがいと期待に応える為の努力を怠らず、
経験を積み重ねる事が美容師の使命でもある。

そして、顧客が自宅で手入れする時感じる満足感を味わって貰い、
”朝、髪が決まると一日が楽しい。”
そんな気分を味わって頂けたら美容師として幸せな事で有る。

昔考えた広告のキャッチコピーを思い出しながら、
美容師は顧客に信頼されている時が一番やりがいもあり生きがいでもある、
だからいつも上手に成ろうと努力や顧客の期待に応える為頑張る。
若い美容師達がそんな喜びをしっかり感じて生きて欲しいと思うこの頃です。

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画像はIncantoの待合。